幼女戦記を見て

先日、アニメの幼女戦記をマラソン消化した。観ながら何かひっかかるところが有り何だろうとずっと考えてたが、やっとわかった。FSSの魔導大戦編と少しだけ被ってるんだ、と。
※以下、ややネタバレ有り注意。

どちらも国と国との戦争の話、というかいわゆる世界大戦で、戦線を決する超常の戦術兵器があるが(FSS=GTM/HL、幼女=魔導師)、基本的には普通の人間同士が銃撃戦や戦車戦などを行い、人が死ぬ、死ぬ、死ぬ。死体がそこらじゅうに転がる。

登場人物が皆イカれている中で、人間らしい感情を持った一部の人間がストーリーを紡いでいく。でも結局は神の仕打ちに対する抗いが根本に有り、周りは実は巻き込まれているだけ? FSSの場合はボスヤスフォートのアマテラス(神)に対する当てつけ、幼女戦記だと存在X(神)に対するおっさんの抵抗がこれにあたる。
これらが共通すると感じた要素。

ただ、FSSは話がどう転んでも最終的に行き着くところは決まってるが、幼女戦記は作者が話をどう決着付けさせたいのか、話のテーマも今ひとつ見えてこない。まぁ完結まではまだ先があるんだろうから、期待して待つことにします。

追記:
DESIGNS6のタイトルにもなってるが、FSS単行本14巻のXROSS JAMMER(情報妨害戦)って概念には、いい歳したおっさんながら例えようのない中二的かっこ良さを覚え、当時は相当震えた。GTMやら何やらでボコボコとロボット戦やってるがファティマの脳内演算で既に決着付いてるんじゃね?ってレビュー記事には感心した。ホンマに永野は天才や。もう還暦だけどね。F.S.S.を超える漫画には出会えそうにないので、死ぬまで頑張ってください。
F.S.S.DESIGNS 6 XROSS JAMMER


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